【経済インサイド】「若者呼び込みたい」 トヨタ、車の定額制サービスに参入 (1/4ページ)

定額制向けの車も並ぶ川崎市内の販売店
定額制向けの車も並ぶ川崎市内の販売店【拡大】

  • 定額制向けの車も並ぶ川崎市内の販売店

 毎月定額の料金を支払うことで気軽にマイカー感覚を楽しめる車の「サブスクリプション(定額制)」型サービスの選択肢が広がりつつある。トヨタ自動車が新たなファンの開拓に向けて定額制サービスの提供を始めたほか、この分野で先行するIT企業のナイル(東京都品川区)も中古車版の検討に乗り出した。両社の戦略に迫り、車の新たな利用スタイルが国内市場に広がる可能性を探った。

 販売会社が熱視線

 「車の所有者は将来的に減ってくる。(国内新車市場を)押し上げる方策をとらないとまずい」。全国の自動車販売会社でつくる日本自動車販売協会連合会の小関真一会長(山形日産自動車社長)は、2月に東京都内で開いた記者会見で、市場を活性化する手段の一つとして定額制の効果に期待感を示した。

 小関氏が注目するサービスの一つが、トヨタが2月に東京都内の販売店で始めた定額制の新サービス「KINTO(キント)」だ。

 トヨタはまず、3年間で6台の高級車「レクサス」を半年ごとに新車で乗り換えられる「キントセレクト」から開始。3月1日には、ハイブリッド車「プリウス」など5車種から1台を選び3年間乗れる「キントワン」も始めた。両プランともに頭金は不要で、キントワンはインターネットでも申し込める。

経済的な“お得度”は