リクシル再建見通せず 潮田氏、前CEO批判に終始 (2/2ページ)

会見するLIXILの潮田洋一郎会長=18日午後、東京都港区(桐原正道撮影)
会見するLIXILの潮田洋一郎会長=18日午後、東京都港区(桐原正道撮影)【拡大】

 しかし潮田氏の“辞任劇”の背景には、株主からの潮田氏への不満が高まっていたこともある。

 一連の混乱の中で、一部の機関投資家は臨時株主総会の開催を請求。潮田氏と山梨広一社長兼最高執行責任者(COO)の取締役解任の動議を出すと表明していた。潮田氏の辞任は、創業家出身の経営者の解任動議が可決されるという前代未聞の事態を前に自ら身を引いたともいえそうだ。

 今後の経営体制をめぐっては、瀬戸氏が自らを含む取締役の株主提案によりCEO復帰を目指しているが、潮田氏は「11億円もの年俸を得ながら、赤字を招いた責任をどうお考えか、大変いぶかしく感じている」と最後まで舌鋒(ぜっぽう)をゆるめなかった。しかしリクシルグループの前身のトステムの創業家として長らく経営に携わってきた潮田氏が、自らが招いた経営者に赤字の責任をなすりつけた辞任会見は、株主から冷ややかな視線を浴びせられかねない。(大坪玲央、平尾孝)