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ホンダの新工場、武漢で生産開始

 ホンダはこのほど、中国湖北省武漢市に新工場が完成し、生産を始めたと発表した。英国での四輪車生産からの撤退を決めるなど世界的に拠点再編を進めており、世界最大の市場である中国では生産能力を増強し、さらなる販売拡大を目指す。

 ただ、中国でも景気減速の影響で足元の新車市場は低迷しており、競争環境は厳しさを増している。

 稼働したのは、現地企業との合弁会社「東風ホンダ」の第3工場。投資額は30億元(約500億円)で年間生産能力は12万台。当面はスポーツ用多目的車(SUV)「CR-V」のガソリン車とハイブリッド車(HV)を生産する。ホンダの中国での生産能力は、他の合弁会社の生産拠点と合わせて計125万台となる。

 ホンダは不振が続く欧州事業の見直しの一環として、2月には英国での四輪車生産からの撤退を発表。4月にはトルコ工場の閉鎖も発表した。今後は武漢工場で生産したHVや電気自動車(EV)を欧州市場へ輸出することも視野に入れている。

 ホンダは中国での2018年の販売台数が、市場低迷などの影響を受けて前年比1.7%減だった。八郷隆弘社長は記者団に対し「今後は右肩上がりの大きな成長は難しいかもしれないが、まだまだ潜在力のある市場だ」と語り、北米と並んで中国市場を重視する考えを示した。(武漢 共同)

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