テクノロジー

小型ロケットきょう打ち上げ 堀江氏らのベンチャー、3度目挑戦

 北海道大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」は30日、自社開発した小型ロケット「MOMO(モモ)」3号機を同町の実験場から打ち上げる。

 打ち上げ時刻は午前11時15分以降を予定。5月1日から5日までを予備日としている。

 一昨年7月の初号機、昨年6月の2号機はいずれも失敗しており、今回が3度目の挑戦。高度100キロ以上の宇宙空間に到達すれば、民間単独で開発したロケットでは国内初の快挙となる。

 計画によると、3号機は打ち上げ約4分後に宇宙空間に到達。その後は地球の重力で落下し、同約7分後に北海道沖の太平洋に着水する予定だ。

 MOMOはエタノールと液体酸素を燃料に使う1段式のロケットで、全長10メートル、重量約1トン。荷物は重さ20キロまで運ぶことができ、3号機は高知工科大が開発した観測装置などを搭載している。

 初号機は高度約10キロで機体が破損して失敗。2号機はエンジンのガス漏れが原因で打ち上げ直後に爆発炎上した。3号機は設計変更などの対策を施した上で打ち上げに臨む。

 同社は元ライブドア社長の堀江貴文氏らが創業。MOMOの技術を基礎に超小型衛星用のロケットを開発し、令和5(2023)年の打ち上げを目指す。

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