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ミラロボティクス、遠隔操作の家事支援ロボ開発 20年に本格サービス開始

 ロボットベンチャーのミラロボティクス(川崎市高津区)は家事支援ロボットを開発した。遠隔で2本の腕(アーム)を操って洗濯物を干したり、たたんだりできる。今夏に首都圏のマンションに住む複数の世帯を対象に使い勝手などを調べる実証試験を行う。

 2020年の本格サービス開始を目指す「ugo(ユーゴー)」と名付けられたこのロボットは身長110センチ、重さ72キロ。長さ60センチのアームが2本あり、高さ30センチ~2メートルの範囲での作業が可能だ。2足歩行ロボではないため階段の上り下りができない。段差はスロープを介して超えることになる。

 ロボットの胸元のカメラで撮影した画像を、自宅とは違う場所にいる専門の操縦者がモニターで確認しながら遠隔で操作する。遠隔操作の場合、下着や通帳などが他人に見られないかが課題となるが、ユーゴーにはプライバシー保護機能が装備。丸見えにならないよう画像にぼかしを入れることができる。さらにあらかじめ利用者がスマートフォンの専用アプリから家事を依頼するため、操縦者は許可なく操作できないしかけだ。

 ユーゴーはサービス開始当初は洗濯物の干し、取り込み、たたみを行うが、ペットの餌やりや掃除、アイロンがけ、話し相手などといった機能を順次追加させていく。松井健社長兼最高経営責任者(CEO)は「金融機関との提携による財産形成のためのアドバイス、学習塾との連携による家庭教師など、新しいサービスも考えたい」と話す。

 実証試験の段階から遠隔操作で得た動作データを蓄積することで、将来的には人工知能(AI)を活用して動作の自動化、さらにはロボットが自律的に家事をこなすところまで目指す。

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