テクノロジー

衛星撮影画像提供サービス開始へ アクセルスペース

 宇宙ベンチャーのアクセルスペース(東京都中央区)は31日、重さ100キロ級の超小型人工衛星を使って地球を撮影した画像の提供サービス「アクセルグローブ」を始める。昨年12月にロシアから最初の人工衛星「グルース」の1号機を打ち上げ、軌道上での定時運用に向けた動作確認がこのほど完了した。

 このサービスを利用することで、農作物の栽培状況、山崩れや地滑りなどの被害状況の確認が容易になる。さらには石油備蓄用タンクからのタンクの蓋の位置を見ることで石油の備蓄量も簡単に推定できる。

 アクセルスペースは2020年4月以降、グルースの2、3号機と、福井県の衛星開発プロジェクト「県民衛星技術研究組合」が開発した小型衛星をロシアから打ち上げる。最終的には22年までに約50機の衛星を投入する。

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