ジェーンズ・ディフェンス・ウオッチ

ロボット兵器開発最前線(2) 韓国陸軍・あらゆる地形で機甲化戦力支援 (1/3ページ)

 アジアのロボット兵器開発の動きを伝える連載2回目は韓国を取り上げる。2000年代初め、世界の軍事大国は戦場におけるロボットが存在する可能性について、兵士のリスクを補い、配備された部隊が同程度の戦闘効率を維持できるようにするとともに、部隊が敵対行為にさらされる機会を最小化するものと認識していた。しかし、空軍や海軍分野の進歩によって、陸軍分野の進歩が目立たない状況がこれまでしばしば見られてきた。

 そこで、韓国の防衛大手ハンファは高陽市で開催の「韓国防衛産業展(DX KOREA)2018」で、韓国陸軍(RoKA)の将来の要求に応えられるようさらに開発を進める予定の6輪駆動戦闘無人車両(UGV)の試作品を出展した。

ハンファ主契約者に

 ハンファの技術者はジェーンズに、17年の技術デモンストレーションとフィールド試験が成功した後に韓国防衛事業庁(DAPA)と国防科学研究所(ADD)にRoKAの将来の無人偵察・戦闘車両を開発する主契約者に選ばれ、ライバルである現代ロテムの未来の戦闘車両(FCV)構想に勝った、と話した。

 ハンファランドシステム(旧サムスンテックウィン)事業ユニットの防衛ロボットチームが開発中の6トンUGV試作品は現在、「無人地上戦闘車両」と呼ばれており、そのおおよそのサイズは全長4.6メートル、車幅2.49メートル、車高1.85メートルで、陥入型望遠鏡センサーマストを備えている。

 このUGV試作品は約1000キログラムの荷重積載が可能で、S&Tモーティブ製12.7ミリK6重機関銃を備えた安定型RWS(遠隔操作式の無人銃架・砲塔)を装備した状態で展示されていたが、特定の任務要件に対応する他の兵器を装備することもできる。

 この展示会の別の場所で展示されていたこのUGVのあるスケールモデルコンセプトは、7.62ミリ機関銃と、ミサイル2発と対戦車誘導ミサイル(ATGM)発射装置を装備した状態だった。

 爆発反応装甲保護を施した最高900ミリのロール型均質鉄鋼を破ることできるタンデム型対戦車榴弾(HEAT)指向性爆薬を搭載したLIGネクスワン製の歩兵用「レイボルト対戦車誘導ミサイル(ATGM)」が統合対象として検討されているとみられる。

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