戦闘参加可能に
防衛ロボットチームの上級調査エンジニア、チェ・ソヒ氏は「中大型無人地上戦闘車両システムはあらゆる種類の地形の戦場で使用される機甲化戦力を補完するよう設計されており、敵の存在の探索や友軍部隊の標的設定能力の向上、また戦闘への参加にさえも使用することが可能だ」「軍事施設や重要なインフラの保護にも使用できる」とジェーンスに説明する。18年10月に本格的な開発を開始。5年以内にこの車両の生産準備を整える計画だという。
韓国国防部(MND)の広報官は資金が準備できれば30年までにこのシステムを実戦投入可能にすることを目指しているとジェーンズに説明している。このMND広報官は無人戦闘車両プログラムの作戦構想に関する詳細は明らかにしなかったが、この車両が、提案されている次世代「XK3 MBT」開発を含む軍の将来の主要戦闘プラットフォームや、高度にネットワーク化された歩兵戦闘車(IFV)や歩兵と協力する「ロボット・ウイングマン(支援要員)」として機能する可能性を指摘している。(軍事アナリスト ケルヴィン・ウォン)
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