広報エキスパート

クボタ 社会との丁寧な対話で共感を (1/2ページ)

 □クボタ コーポレート・コミュニケーション部長 細谷祥久氏

 ――クボタグループが目指す方向は

 「グローバル・メジャー・ブランド(GMB)」の実現です。それは、単に売り上げや利益で世界のトップになることではなく、「最も多くのお客さまから信頼されることにより、最も多くの社会貢献をなしうる企業(ブランド)」になることです。現在の事業領域は、「食料・水・環境」です。人類の生存に欠かせない分野ですが、世界人口の増加などを背景に多くの課題を抱えています。農業の効率化やインフラの整備により、食料の増産、水の供給・再生、生活環境の創造に貢献することで社会の課題を解決し、地球と人の未来を支え続けることが当社の使命です。

 ――TVドラマ「下町ロケット」放映を機にクボタファンが急増しています

 昨年10月から放映されたドラマは、「農業」を題材にした池井戸潤氏の小説が原作で、当社のトラクターやコンバインなど自動運転農機の提供や技術指導を行う得難い機会に恵まれました。木股昌俊社長の「全社挙げて協力しよう」という掛け声のもと、都内のオフィスや工場の生産ラインなどをロケ地として提供し、延べ1400人の社員がエキストラとして出演協力。社員一人一人の士気が上がり、社外の多くの方から「見てますよ」と言われ元気をいただきました。

 ――「PESOメディア」で相乗効果が生まれました

 放映に合わせて、P(Paid=広告を買う/ドラマと連動した自動運転農機のCM・新聞広告、イベント実施)、E(Earned=記事を獲得する/報道機関向けの自動運転農機の実演会)、S(Shared=共有する/フェイスブック、ユーチューブでの拡散)、O(Owned=自社所有/ウェブコンテンツ・グループ報・イントラネットでの社内外発信)などのメディアを複合的に組み合わせた情報発信を展開しました。それにより、日本農業の現状や未来を理解していただき、活性化に貢献できたとすれば、こんなにうれしいことはありません。

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