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スー・スー・チャイヨー 日本で年3店増、米に直営店目標に

 □スー・スー・チャイヨー社長 川口洋さん(49)

 --外交官を辞めてタイ料理チェーンを展開する外食企業を立ち上げた

 「人をもてなすのが好きで、よく自宅で各国の方を招いて食事を兼ねた研究会を開いていた。外務省の仕事は楽しかったが、商売をやってみたい気持ちがあった。駐在先からタイへ物品調達へ行った際にタイの国民性や料理に感動し、タイ料理なら日本人も毎日でも食べられると考えた。社名はタイ人スタッフと考案したもので、タイ語で『頑張れ、頑張れ、万歳!』という意味」

 --都内15店舗、バンコク1店舗を運営し、本部を含めてタイ人従業員が多い

 「アルバイトを含めた従業員は約210人で、うち約7割がタイ人。正社員のキッチンスタッフは全員タイ人で、70人超の正社員のうち8割近くをタイ人が占める。タイの約4~5倍の給料というのもあり、採用難になったことはない。本部スタッフがきめ細かくサポートしており、勤続年数が長い人が多い」

 --売上高は右肩上がりで、2019年3月期は約11億円だった

 「私たちの経営理念は、社員とその家族、取引先、顧客、地域住民など関係する人たちから『ありがとう』と言われる、社会的存在意義のある企業になること。従業員に対しては日々、『楽しく働けたか』『人に優しくできたか』を振り返ってもらう。そして、おいしい料理を提供し、対価をいただくことを大切にしている」

 --今後の経営目標は

 「店舗については日本で年3店くらいずつ増やし、来年には米国の、例えばロサンゼルスなどに直営店を出したい。また5年くらいかけて『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞(人を大切にする経営学会など主催)に選ばれるのを目標としている」

【プロフィル】川口洋

 かわぐち・よう 神戸大法学部卒。1992年外務省に入省。中東第1課などを経て、在シリア大使館、在オマーン大使館に計約5年半赴任。2003年に退職し、タイ料理チェーンのスパイスロード入社。04年、フードデポ(現スー・スー・チャイヨー)を創業し、現職。兵庫県出身。

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