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エンジン車とEV、環境で利点変化 マツダが工学院大学とCO2排出量比較 (3/3ページ)

 火力発電が多い地域では、電動化技術を組み合わせて燃費を改善した得意のエンジン車を中心に展開。再生エネの導入が進む地域は来年投入予定の独自EVなどで勝負する、といった戦略が想定されるという。同社商品戦略本部技術企画部の神八俊夫部長は「車に課せられた環境規制に適合させるだけでは、地球のCO2排出量削減は進まない。商品の適材適所を考えて環境を守る」と述べた。

 ただ、LCAデータの利用拡大に向けてはハードルが立ちはだかる。普及が途上にあるEVの生涯走行距離を調べるなどして、データの信頼性を高める必要がある。このため同社は、官民によるデータの整備事業に積極的に関わる方針だ。

 LCAをめぐっては、トヨタ自動車や日産自動車なども主力車種の環境評価に活用。独フォルクスワーゲンも自社で造るEVとディーゼル車のCO2排出量を比較し、4月に公表した。電動車を含めた環境対応車で市場争奪戦が激化に向かう中、環境性能の優位性をアピールする力量も各社に一段と問われることになりそうだ。(臼井慎太郎)

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