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H2O「Sポイント」陣営拡大へ 鈴木篤社長インタビュー (1/2ページ)

 阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの鈴木篤社長は19日までに産経新聞のインタビューに応じ、阪急阪神グループが展開する共通ポイントサービス「Sポイント」の利用拡大に向けて、異業種との提携や協業をさらに拡大する方針を明らかにした。H2Oが主力とする百貨店、スーパー以外の業態と連携構築を進める考えだ。(大島直之)

■「関西ドミナント」推進

 H2Oは阪急、阪神両電鉄の沿線を中心とする「関西ドミナント(集中出店)戦略」を経営方針に掲げている。鈴木氏は「関西ドミナントを推進するため、連携先を増やし幅広いサービスを提供する」と語った。

 阪急阪神グループは平成28(2016)年4月、グループ内のポイントサービスを統合する形でSポイントを開始。鉄道、バス、百貨店、スーパー、旅行などグループ各社に加え、関西スーパーマーケットや、セブン-イレブンの近畿2府4県の店舗も導入し、利用できる店舗は関西一円で約5千店に拡大している。今後、介護、住宅、冠婚葬祭、教育などの分野にも提携先を増やしたいとしている。

 ポイントサービスは、かつては企業グループ内で顧客を囲い込む戦略が主流だったが、近年は加盟店が顧客基盤を共有する共通サービスが台頭。Tポイント、楽天スーパーポイント、dポイントなどが全国で陣営拡大を競っている。

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