金融

大和証券グループ本社 中田誠司社長「営業所 約20カ所で出店計画」

 大和証券グループ本社の中田誠司社長は21日までに産経新聞のインタビューに応じ、今後の経営戦略について語った。主なやり取りは次の通り。

 --「人生100年時代」への対応は

 「日本国民の金融資産の大半は今後20年間は60~85歳でシェアされる。この層へのサービス提供は重要だ。資産を守ったり、次世代につないだりするためのサービスを強化していく」

 --小型の営業所を増やす一方、既存の支店は統廃合を進めている

 「現在43カ所ある営業所の営業員は(支店などを含む)全営業員の5・8%に過ぎないが、彼らによる資産導入額(預かり資産の増加額)は全体の16%に上る。営業所は全ての数字がガラス張りのため、一人一人のマネジメント意識が芽生えやすい。今後1年半~2年間で20カ所以上出店する計画だ。検討中の案件も含めると30カ所以上増える可能性がある」

 --スマートフォン向け証券会社の設立準備に入った

 「伝統的な証券ビジネスとはリスク特性が異なるビジネスのピースを育てたい。投資未経験者向けに、手数料が安く、シンプルで分かりやすいプラットフォームを検討している。来年度中にもサービスを始めたい」

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