金融

証券、ポイント投資で若者開拓 定額手数料や積み立て人気で囲い込みへ (1/2ページ)

 買い物などでたまるポイントを使った資産運用サービスが注目されている。「元手がない」「損失を抱えるのが怖い」という理由で後ろ向きだった人を投資の世界に振り向かせる可能性がある。資産形成に向けた若年層の需要の囲い込みへ、証券界のポイント投資に対する期待が高まる。

 SBIネオモバイル証券は4月、共通ポイントプログラム「Tポイント」を使った株式投資サービスに乗り出した。開業から20年がたち、顧客の年齢層が上がってきたことに危機感を覚えたSBI証券が幅広い年代の会員を抱えるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と共同で設立した会社だ。

 一般的な株式売買は取引のたびに手数料がかかるが、定額制を打ち出した。月間売買代金50万円以下であれば月額200円(税抜き)となる。SBIネオモバイルの小川裕之社長は「何度でも取引して若年層の方に株式投資に慣れ親しんでほしい」と話し、早期の50万口座獲得を目指す。SBIネオモバイルで初心者に投資の面白さを知ってもらい、本格的に投資を始めたい人にはSBI証券へとステップアップしてもらうシナリオを描く。

 他のインターネット専業証券もポイントによる若年層の取り込みに力を入れる。楽天証券は「楽天スーパーポイント」を使って投資信託を購入したり、積み立て投資ができるサービスが人気だ。楠雄治社長は「初めて投信を購入する人の約8割がポイントを利用している」と話す。

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