ジェーンズ・ディフェンス・ウオッチ

ロボット兵器開発最前線(3) (1/4ページ)

 ■シンガポール 有人・無人機共同作戦へ ロボット兵器の連載最終回はシンガポールを取り上げる。これまでの取り組みの大部分は、地雷の撤去や不発弾(UXO)の処理、即席爆発装置(IED)の検知と無効化など、比較的単純な作業を実行するよう設計された小型の無人車両(UGV)あるいはロボットで構成されていた。こうしたシステムは一般に、特定の脅威に対処する目的で製造されているため、他の有人または無人プラットフォームとの通信や連携の機能が限定的であった。

 産業界主導の形で

 しかし、マンパワーに制約のあるシンガポールでは産業界が主導する取り組みとして、高性能の有人機・無人機共同作戦の利用が活発に研究されている。この動きにより、モジュール型アーキテクチャやシャーシ構造を特徴とする新たなUGV開発が増えているだけでなく、完全自律型の兵器プラットフォームや兵站運搬装置、また偵察・監視・目標捕捉(RSTA)の代替という、戦場における革新的な「大躍進」の可能性を期待させる構想も生まれている。

 一例を挙げると、シンガポールの主要な防衛調達・開発機関である防衛科学技術庁(DSTA)は、過去10年以上にわたり「ロボット・ウイングマン(支援要員)」用途の可能性に関する技術研究を進めてきた。公式資料によると、DSTAはこれまでに自律型無人車両(AUGV)のデモ車両を試験しているが、この車両はキャタピラ式「M113A2 APC」から派生したもので、ステレオビジョンカメラ一式、電荷結合素子(CCD)および赤外線(IR)カメラ、全地球測位システム(GPS)、慣性計測装置(IMU)、レーザースキャナー、およびアクセラレータ、ブレーキ、ステアリングアクチュエータを含む広範囲にわたる改良を特徴としており、車両が自律型通過点ナビゲーションや障害物回避、道路および車両追従を実行できるようにしている。

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