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東京駅で案内ロボット実験 2タイプ用意、反応の差など確認

 JR東日本は22日、人工知能(AI)を活用した案内ロボットの実証テストを東京駅で公開した。ドイツ鉄道が開発し、精巧にかたどられた人間の顔が搭載されたロボット「SEMMI」と、日本国内で広く使われている人型ロボット「Pepper」の2台が登場。将来のロボット実用化に向け、見た目による乗客の反応の違いや性能を確かめる狙い。

 日英中など多言語対応ができる2台のロボットは、東京駅地下の商業施設「グランスタ」の案内所で、乗客に対応した。買い物途中に通りかかった川崎市の主婦、宇野知佐さん(44)から東京タワーへの行き方を尋ねられたSEMMIは「すみません。私の勉強不足でお答えできません」と首を振っておわび。宇野さんは「残念だけど、一生懸命にコミュニケーションしようという感じがした」と話した。

 今回のテストはJR東とドイツ鉄道が1992年から続けている技術交流の一環。20日から31日までの日程が予定されている。

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