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リクシル、経営主導権争い混迷 瀬戸前社長側が会見、会社側の体質を痛烈批判 (1/2ページ)

 経営の主導権争いが続くLIXIL(リクシル)グループの定時株主総会まで約1カ月となったが、混迷は深まっている。前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役らが株主提案している取締役候補8人のうち7人が23日、東京都内で記者会見し、同社の指名委員会による会社提案の取締役候補者選定を批判した。さらに、取締役就任後は専門組織を新設し、コーポレートガバナンス(企業統治)改革を進める方針を示した。

 会社側は現在、候補者10人を選んでいるが、そのうち、元最高裁判事の鬼丸かおる氏と、あずさ監査法人元副理事長の鈴木輝夫氏は株主提案とも重複している。両氏は株主提案の8人が一括で選ばれなければ、取締役就任を辞退する考えを表明した。鈴木氏は、「(本人の)同意なしに会社側が候補として発表した選定の経緯に非常に強い不信感を抱いた」と批判した。

 その上で、多くの候補者は、会社側の企業体質について「指名委員会もあり、外見上はこの会社は先進的だが、中身のルールやプロセスにはいろんな問題がある。ガバナンス改革に取り組みたい」と述べ、コーポレートガバナンスの専門組織を立ち上げ、瀬戸氏がCEOを解任された経緯など不透明な企業体質を調査する考えを示した。

 定時株主総会に向け、今後の焦点は会社側が新たな取締役候補を追加するかだ。現在は、会社側、瀬戸氏側合わせ、候補は計16人。定款では取締役定員は16人のため、全員が信任される可能性もある。

 しかし、会社側は13日に8人の候補を提案した後、17日と20日に追加候補を発表するという異例の対応を取った。

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