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NTT、スマートエネで新事業創出へ 新会社が司令塔、脱炭素を推進 (2/3ページ)

 スマートエネルギー事業は今後、「グリーン電力発電」「仮想発電所(VPP)」「高度EV(電気自動車)ステーション」「バックアップ電源」「電力小売り・卸売り」という5つの展開に注力する。太陽光発電などで発電した電力を供給するグリーン電力発電と、電力の小売り・卸売りは子会社で既に先行して手掛けており、残り3つが新規参入だ。

 VPPは発電設備や蓄電池など工場やオフィス、家庭などに散らばる電力の供給源を束ねて一つの仮想的な発電所として機能させ、電力需給を最適制御するビジネスだ。大きな発電所に匹敵する電力を作り出して電力の安定供給にもつながると期待される。まだ実証実験の段階だが、「システムの準備や電源の確保を進め、できるだけ早く事業化したい」と技術企画部門の伊達新哉担当部長は語る。

 一方、高度EVステーションではEV充電設備を自社だけでなく、顧客の拠点などにも設置して最適制御し、一般の人の活用を促進することなどを検討する。また、バックアップ電源は災害時に電話局の蓄電池や発電機、EVなどを活用しながら、停電規模や状況に応じて最適な電力供給を行うことを自治体などに提案する。

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