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MRJ進展へ「時間買う」 三菱重、ボンバルディアの小型旅客機事業を買収交渉 (1/2ページ)

 三菱重工業は、カナダ航空機大手ボンバルディアの小型ジェット旅客機事業の買収交渉を進めていると明らかにした。買収に動いた背景には、新事業の柱を育成するために鳴り物入りで参入した航空機事業で思わぬ苦戦を強いられている事情がある。自前主義から脱却し、「時間を買う買収」で大幅に遅れた計画の巻き返しを図る。

 三菱重工は2008年に国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の事業化を決定。子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)で開発を手掛け、初号機の納入は13年を予定していたが、安全性向上のための設計変更などで納期を5度も延期した。

 関係者は「さらなる延期は何としても避けなければならない」と危機感をあらわにする。それだけに、航空機事業で実績のあるボンバルディアのノウハウを手に入れるメリットは大きいと判断したとみられる。

 買収対象は座席数50~100の旅客機事業。格安航空会社(LCC)や地方路線向けで需要が増す小型ジェット旅客機の分野で存在感を示すとともに、ボンバルディアの開発陣や営業網などの活用を狙う。提示した買収額や資金の調達方法などは明らかでない。

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