三菱地所系のロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは７日、宿泊主体型ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」（大阪市中央区）を開業した。ロボットを接客に生かす実証実験や、「ｅスポーツ」の催しなどに取り組み、最新技術を駆使したサービスで差別化を図る。
店内では人型ロボット「ロボホン」「ペッパー」が挨拶などをする接客の実証実験を６月３０日まで実施する。広報担当者は「楽しいひとときを提供し、省力化に役立つかも検証したい」と話す。
また、ＡＩ（人工知能）を搭載した清掃ロボット１台を導入。記憶させたルートを自律走行し、１時間に５００平方メートルを清掃できるといい、人手不足の充足に役立てる。
ラウンジには大型スクリーンや音響設備を設置。ゲーム大手のカプコンと協力し、対戦型ゲームで競うｅスポーツのイベントを年に数回程度開く予定だ。
場所は大阪メトロ堺筋線北浜駅から徒歩約１分の大阪取引所南側。地上１３階、地下１階建てで客室は２３８室。観光客を中心とするが、企業が集積する北浜の地の利を生かし、出張客も広く取り込む狙いだ。