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FCAとルノーの統合案「破局」 セレブ会長2人の行方、カギ握る日産 (3/3ページ)

 エルカン氏の怒りを買った仏政府の高官は「扉は開かれている」と述べ、再考を促した。FCAとしても、欧州での提携相手探しは喫緊の課題だ。欧州連合(EU)の環境規制への対応が遅れ、罰金逃れのため今春、電気自動車(EV)メーカーの米テスラから二酸化炭素(CO2)排出権を18億ユーロ(約2000億円)で買ったほどで、最近までルノーのライバル、仏PSA(旧プジョーシトロエングループ)と交渉していた。再編が進む中、「見合い相手」はそう多くない。

 エルカン、スナール両会長が再び、よりを戻すことはあるのか。カギを握るのは日産だ。EVや自動運転という技術革新の中、業界再編が急ピッチで進む。2人の会長は共に、「現状では生き残れない」ことは十分に知っているはずである。

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