トップは語る

企業不祥事起こさない研修に注力 SOMPOリスクマネジメント

 SOMPOリスクマネジメント社長・布施康さんに聞く

 --サイバーセキュリティー事業を本格的に立ち上げた

 「SOMPOホールディングスグループの経営資源を取り入れたり、歩調をあわせたりできる強みを生かす。その一環として、同グループが東京、米シリコンバレー、イスラエルに設置した『SOMPO Digital Lab(SOMPOデジタルラボ)』を通じ、最先端技術を取り込んだサービスを提供できる態勢を整えた。セキュリティー診断から強化・対策、監視・検知、インシデント(危険な事態)対応まで一気通貫でそろえた。要員も今年3月時点で47人(昨年3月時点は8人)に増やした」

 --デジタルラボと取り組んだ成果は

 「日々打ち合わせを行っているが、イスラエルとはダークウェブに機密情報などが流出していないかを調査し対策を提案するサービスやサプライチェーンの一括診断サービスを商品化した。最先端の商品として引き合いや問い合わせが多く、高い評価を得ている」

 --リスクマネジメント事業で注力する分野は

 「ガバナンス(企業統治)だ。企業不祥事を起こさない研修に乗り出す。各企業の脆弱(ぜいじゃく)性やリスクを分析した上で、その企業の売り上げや顧客数、拠点数といった規模や業種に応じガバナンス不足によるリスクの定量化に取り組む。顧客目線で、日頃から感じる経営の不安やリスクに対し適切なコンサルティングとソリューションを提案していく」

 --今後の取り組みは

 「サイバーセキュリティー事業はヒト、モノなど経営資源の拡充に向けて先行費用がかかるが、早期黒字化を目指す。リスクマネジメント事業は好調に推移しており、日本でビジネス基盤を作り、実績を上げながらブランド力をつけて東南アジアから世界へと展開していく」

【プロフィル】布施康

 ふせ・やすし 早大商卒。1981年安田火災海上保険(現損害保険ジャパン日本興亜)入社。損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険取締役常務執行役員などを経て2016年SOMPOリスクケアマネジメント(現SOMPOリスクマネジメント)社長。神奈川県出身。

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