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はやぶさ2、27日にも2回目の着地 目印の投下成功

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」への2回目の着地を27日にも行う方針を明らかにした。4月に作製した人工クレーターの付近に着地し、露出した地下の物質を採取する。

 はやぶさ2は先月末、着地候補地の上空に降下。着地時の位置確認に使用する目印を、目標地点から約3メートル離れた場所に投下した。初回の着地のため昨年10月に投下した際は目標から約15メートル離れており、誤差が大幅に縮小した。リュウグウの形状や重力を考慮するなどし、地上からの誘導の精度を高めた結果という。

 会見したJAXAの大野剛研究開発員は「非常に良い精度で投下でき、素晴らしい結果になった」と話した。

 この結果、2回目の着地場所を人工クレーターの中心から北西に約20メートル離れた長半径約10メートルの楕円(だえん)内に絞り込んだ。吉川真准教授は「人工クレーターの作製により地下の物質が結構、降り積もった場所。ここに着地することは科学的価値が高い」と説明した。

 今月13日には再び高度約10メートルまで降下する。安全性を見極めた上で着地の可否を決め、25日に公表する。着地する場合は7月11日までに行う。責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは「着地する方向で準備してはいるが、失敗のリスクはゼロではなく、慎重に議論している」と話した。

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