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日本酒ベンチャーのWAKAZE パリ郊外に酒蔵開設、世界に発信 (1/2ページ)

 日本酒ベンチャーのWAKAZE(ワカゼ、山形県鶴岡市)はフランスに全額出資の現地法人を設立し、パリ郊外に8月に酒蔵を開設する。世界的な日本食ブームで日本酒への関心が高まる中、世界の食文化の中心地・フランスに進出し、日本の酒文化を世界に発信する。

 酒蔵はパリ中心部から南に10キロほど離れた場所につくる。延べ床面積約450平方メートルの建物の中に、醸造所と搾りたての酒をその場で試飲できる場所を設ける。コメは南仏カマルグ地方で栽培された飯米のジャポニカ米、水は仏国内で採取された硬水を使用。濃厚な味わいの多いフランス料理に合わせて香りの高い日本の酒を開発する。

 日本酒の中でも飲用が中心となる清酒の人気は海外でも高く、財務省貿易統計によると、2018年の輸出額が222億円で9年連続の過去最高となり、10年前の約3倍に増えた。

 ワカゼが世界に目を向けたのには、日本国内で日本酒を造る環境が年々厳しくなっているから。特に新規の事業者が清酒の製造免許を取得することは難しく、国は国内での需給バランスを維持する観点から新規参入を事実上認めていない。

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