メーカー

住友化学、東海岸に続き拠点設置検討 米西海岸でベンチャー発掘 (1/2ページ)

 住友化学が有望なベンチャーの発掘を手掛ける拠点を米シリコンバレーに設ける方向で検討していることが11日、分かった。岩田圭一社長が明らかにした。米東海岸のマサチューセッツ州で運営している同様の拠点に加え、IT産業や新素材開発が盛んな西海岸にも構えることで、多くのベンチャーと強固な関係を築き、開発力の底上げを目指す。

 岩田氏は、4月1日付で専務執行役員から社長に昇格した。住化は岩田氏の社長就任とともに、次世代を担う新規事業の育成を最大の目標に掲げる3カ年の新中期経営計画をスタート。自前主義にこだわらない姿勢を打ち出し、ベンチャーや大学といった外部との連携を強化している。

 一方、同社は原油価格に収益を左右されやすく、中東や中国の大規模プラントによる攻勢にさらされている石油化学事業への依存から脱却。農薬や医薬品、情報電子材料に領域を広げるとともに、高機能素材の開発を強化している。岩田氏は「特に情報電子産業は競争が激しい。常に次の技術を開発し、追いかけるメーカーとの差を保たないといけない」と説明。近々にシリコンバレーに新拠点を開きたいとした。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus