経済インサイド

国内火力で5割握る巨大「JERA」 再生エネルギーに本腰、勝算は? (1/3ページ)

 東京電力ホールディングス(HD)と中部電力が折半出資する「JERA(ジェラ)」が、再生可能エネルギー事業に本腰を入れる。発電容量は現在65万キロワットに過ぎないが、令和7(2025)年度までに8倍近い500万キロワットまで拡大させる。これまでのビジネスで築いた海外拠点網や大規模プロジェクトをまとめるノウハウが武器になるとにらみ、洋上風力発電を中心に攻勢をかけるが、勝算はいかに-。

 3・6兆円の巨大企業

 「液化天然ガス(LNG)関連と再生エネの2つがこれからは成長領域だ。コア(中核)の事業として育てていきたい」。JERAの小野田聡社長は4月17日、産経新聞のインタビューでこう強調した。小野田氏は中部電副社長から転出して4月1日にJERA社長に就任したばかりだ。

 JERAは4月に東電・中部電の国内火力発電事業を承継し、平成27年4月の設立から段階的に進めてきた統合を完了させた。社名は世間になじみがあるとはいえないが、JERAが持つ国内の火力発電所は建設中を含めて26カ所あり、総発電容量は6700万キロワットと国内火力発電設備の約5割を占める。売上高は31年度の見通しで3・6兆円に達し、知る人ぞ知る巨大エネルギー企業でもある。

 英国や台湾に参画

 そのJERAが今、再生エネで打って出るのはなぜか。経営企画本部長の奥田久栄常務執行役員は、JERAが再生エネを展開する上での強みを2つ挙げる。

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