経済インサイド

国内火力で5割握る巨大「JERA」 再生エネルギーに本腰、勝算は? (3/3ページ)

 課題の一つは、再生エネ事業を担う人材の確保だ。東電・中部電の国内火力発電事業を承継したことで、従業員数は約4500人と30年末の約6倍に急増したが、再生エネはJERAにとってこれから本格的に攻める領域でもある。小野田社長は「中途採用に内部人材の育成を組み合わせる。再生エネへの投資の見込みを踏まえながら(人材を)増やしていく」と話す。

 親会社である東電・中部電も再生エネへの取り組み強化を打ち出す中、グループ内で食い合いに陥らないよう適切な住み分けや協調も求められる。

 再生エネは季節や天候などで発電量が大きく変動するが、JERAが得意とする火力発電はその調整力としての役割を担っている。JERAが再生エネを経営の柱に育てられるか否かは日本のエネルギー業界の行く末を占う。(産経新聞経済本部 森田晶宏)

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