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英投資会社もリクシル会社提案に反対 瀬戸氏を支持

 英投資顧問会社マラソン・アセット・マネジメントは14日、25日に開催されるLIXIL(リクシル)グループの定時株主総会の取締役選任で、会社側が提案した取締役候補の議案に反対し、前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役らの株主提案に賛成すると表明した。瀬戸氏提案の支持は、オーストラリアのファンドであるプラチナム・アセット・マネジメントも打ち出している。

 マラソンは会社提案に反対する理由として、「会社側との面談が実施されたものの、株主の意見は全く聞き入れられていない状況で、信頼回復には至らない」ことなどをあげた。

 さらに、11日にリクシルが暫定的なCEOにリコー元社長の三浦善司氏を選んだことについても疑念を示した。5月初旬に行われた会社側との面談時では、山梨広一社長が株主総会後に暫定CEOに指名されることに含みが残されていたが、「三浦氏という人事案が唐突に出され、経営方針に一貫したビジョンがない」と批判している。

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