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英語予約対応へ エビス記念館、インバウンド取り込み強化

 サッポロビールは、運営するエビスビール記念館(東京都渋谷区)のツアー予約受け付けホームページ(HP)で、英語による案内を今夏にも開設する。同館は、インバウンド(訪日外国人客)の増加を受け、先月から英語と韓国語によるツアーを試験的に開始。英語ツアーへの反響が大きく、本格的な対応に乗り出す。

 同館は、平成22年のリニューアルを機に、展示物の解説やエビスビールの試飲を組み合わせた館内ツアーを開始。昨年の入場者は25万人を超え、ツアー参加者も増加。2020年東京五輪・パラリンピック開催が決まった平成25年以降は海外客が急増し、現在は入場者全体の3割を占める。

 外国人客の内訳は、海外で唯一エビスビールを販売する韓国6割、欧米3割、中国1割という。

 このため同館は、英語4人、韓国語3人の案内係を養成。5月15日から、英語で毎週水曜2回、韓国語で同木曜2回、各回定員18人のツアーを始めた。6月上旬まで英語計64人、韓国語計39人の参加があった。

 大登(おおと)貴子館長は「海外客を連れた日本人にも英語ツアーの需要が多かった」として、英語対応のツアー予約をHPに今夏以降、開設する。

 外国語によるツアーは、日本文化についての説明なども加わるため、日本語よりも10分長い50分間。缶ビールのおいしい注ぎ方の講義を受けながら試飲するエビスビール2杯と、館内ラウンジで1杯分と交換できるコインがついて、参加料は1千円。

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