メーカー

日産、グーグル系と提携 自動運転でルノーと新会社

 日産自動車とフランスの自動車大手ルノーは20日、自動運転分野で米IT大手グーグル傘下のウェイモと提携すると発表した。まずは日本とフランスで、無人のタクシーや荷物配送サービスの実用化を検討する。日産とルノーは事業化を加速するため、この分野に特化した合弁会社を両国に新設する。

 自動運転には、人工知能(AI)などの先端技術の活用と膨大な走行データの分析が不可欠で、資金や技術の結集に向け業種の垣根を越えた陣営づくりが加速しそうだ。企業連合を組む日産とルノーは、会社法違反の罪などで起訴されたカルロス・ゴーン被告が経営の舞台を去った後、主導権争いを続けたが、今回の提携は企業連合の意義を映し出した。

 日産とルノーが提供する車両や制御技術を基盤とし、AIに強みを持つウェイモの知見を取り入れる。ウェイモは、米アリゾナ州の公道で既に無人タクシーのサービスを実施しており、その走行データなども活用する。

 自動運転をめぐっては、各国で事業や交通面で関連する法規制が異なる。3社で市場の将来性や課題を調査し、実用化に向けた可能性を広げる。今回の提携は協業の第1弾と位置付けており、中国を除く海外市場にも舞台を広げる計画だ。

 日産の西川(さいかわ)広人社長兼最高経営責任者(CEO)は、無人運転サービス事業について「早期参画を目指していく」とコメント。日産、ルノーと企業連合を形成する三菱自動車も今後、加わる方向で検討する。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus