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トヨタ、インドネシア投資 HVなどに2100億円

 トヨタ自動車グループが、インドネシアでのハイブリッド車(HV)などの開発に向け、2023年までに約2100億円を投資することが29日、分かった。インドネシアは高成長が見込まれる東南アジア地域最大規模の自動車市場。トヨタは開発体制を強化し、電動車の普及に備える。

 トヨタはインドネシアに生産拠点を持ち、18年は約20万台を生産した。インドネシア政府によると、トヨタの豊田章男社長とインドネシア政府関係者が27日に会談し、豊田氏が同国への投資を増やすと表明した。

 電動車を巡っては、IT大手など異業種も巻き込んだ競争が激しさを増している。トヨタは、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の企画や製造に関わる専門組織の人員を従来の約7倍の約2000人に増やすなど、体制の整備を進めている。25年ごろには、電動車の世界販売台数が550万台以上に達するとの見通しを示している。

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