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相席で飲食、別室モニター審査 セクションエイト 体験型新卒選考会で即日内定 

 選考基準は「会話力」-。婚活応援酒場「相席屋」など全国で約70の飲食店を展開するセクションエイト(東京都渋谷区)は、2020年の新卒採用選考に当たり、エントリーした初対面の学生同士が店舗で飲食する中から対話する能力を審査し、その場で内定を出すユニークな体験型選考会を実施した。

 飲食が主体の一般的な飲食店と異なり、相席屋は初めての男女が気軽に相席で交流できる、「街コン」と居酒屋を組み合わせたコンセプトを売りにする。店舗スタッフはそのサポート役となるため、業態モデルに合致した会話力があり、コミュニケーション力に富む人材獲得を狙って企画した。

 「相TALK(あいトーク)」と名付けた採用選考会は6月17日、東京・銀座の店舗で来春卒業見込みの就活生13人(男子9人、女子4人)が参加し、3チーム、2回の入れ替え制で実施した。

 別室で同社社員が定点カメラからのモニターを通じ、(1)ユーモア(2)聞き上手(3)ホスピタリティーなど3部門で審査し、各部門でそれぞれ得点トップの3人に内定証書を授与した。3部門トータルで最高点を獲得した新潟大の男子学生は「誰もが主役になれる『主人公を作る立場』の仕事に就きたいと決めてきた。ここで評価されてうれしい」と話した。

 相席屋の店舗は2~3人の社員と10人程度のアルバイト・パートで運営するケースが多く、社員にはチームワークを引き出すリーダー気質が求められる。また、スタッフ、顧客とのコミュニケーション力も欠かせない。一般的な人事担当や役員との面接だけで学生のこうした気質を把握するのは難しく、学生の素顔の姿が見て取れる体験型選考会の実施に踏み切った。同社は通常の面接による新卒採用も実施し、この日の3人を含む十数人が内定している。

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