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ソフトバンク系、公道で初の自動運転車実験

 ソフトバンク傘下のSBドライブ(東京)は3日、ハンドルなどがない自動運転専用車による走行実験を東京都港区で行った。一般車両が走行する公道で自動運転専用車による自動運転実験は国内で初めてという。同社は今後、自動運転車による公共交通などのサービス実用化に向け、過疎地など他地域の公道で実験を継続する。

 実験は、11人乗りの自動運転専用の電気自動車を使用した。車内に設置された移動経路が表示されるタブレット画面をタップするだけでプログラミング通りに走行を開始。障害物を測定できるレーザースキャナーを車両前部に備えており、走行してきた一般車両や歩行者などを感知して自動で停止。時速15キロ程度の早さで約4分間走行して元の位置に戻った。

 SBドライブの佐(さ)治(じ)友(ゆう)基(き)社長は「来年に無人移動サービスを実用化するという政府目標に沿って、過疎地などのドライバー不足の地域で移動の足になりたい」と話した。

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