サービス

HISがユニゾHDにTOB 敵対的買収の公算

 旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は10日、ホテル事業も展開する不動産業のユニゾホールディングス(HD)に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。同日、東京都内で会見したHISの沢田秀雄会長兼社長は「将来的には世界的にホテル事業を展開する計画の中で、ユニゾのさまざまなノウハウを活用していきたい」と連携強化に意欲をみせた。しかしユニゾ側はTOBに賛同していないもようで、敵対的TOBになる公算が大きい。

 HISはユニゾ株式の5%弱を保有する筆頭株主。TOBでユニゾ株の保有割合を45%に引き上げる。TOB価格は1株3100円に設定。買い付け期間は11日から8月23日。最大で約430億円を投じる。ロボットを活用した「変なホテル」を展開するHISは、ホテル事業を今後の事業の柱に育成する方針。沢田氏は2023年をめどに「国内でホテル100軒を目指す」としており、ユニゾの25軒を加えることで、実現に近づくと強調した。

 ただ今回のTOBはHISの一方的な申し出となっている。HISによるとこれまで数回、資本提携を含めた業務提携の可能性の協議について面談を申し出たものの、実現しなかった。HISは、両社の連携が両社にとってプラスになるとして、TOBによってユニゾの経営に参画していく考えを示した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus