テクノロジー

はやぶさ2が2回目の着陸成功 太陽系の起源解明期待

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の表面に2回目の着陸を果たし、世界初となる地下の岩石破片の採取にも成功したとみられると発表した。地球に持ち帰れば、太陽系の起源に迫る研究成果も期待される。JAXAの久保田孝教授は「ほぼ想定した通りの完璧な動きだった。着陸は大成功だ」と胸を張った。

 計画責任者の津田雄一JAXA准教授は「見守ってくださった方と、この成功を分かち合いたい」と述べた。

 はやぶさ2は、着陸や人工クレーターづくりなど、リュウグウ近くで予定していた主要な任務を全て成功させた。年末にリュウグウを離れ、地球への帰途に就く。2020年末ごろの帰還を予定している。

 地下物質は太陽風などによる風化を受けておらず、リュウグウが生まれた当初の状態を保っているとみられる。46億年前に誕生した太陽系の起源に迫ることに役立つ。また、リュウグウの地下物質は非常に黒く、生物の材料となった有機物が見つかる可能性もある。

 着陸場所は人工クレーターの中心から約20メートル離れた、幅約7メートルの領域。地下の物質が約1センチ降り積もっていると考えられている。機体は小惑星の表面に触れると、試料採取のための筒から小さな金属球を発射、舞い上がった岩石試料をキャッチした。リュウグウと地球は現在、2億5000万キロ離れており、通信には片道約14分かかる。はやぶさ2は着陸の前後は自らの判断で行動した。着陸後、数秒でエンジンを噴射し上昇した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus