経済インサイド

CO2排出量が実質「ゼロ」 クリーンエネルギーで投資呼び込め (1/3ページ)

 エネルギー関連各社が、二酸化炭素(CO2)を実質排出しない電源や燃料を提供する法人向けサービスを増やしている。環境や社会問題に対する企業の取り組みを投資判断に反映する「ESG投資」の流れが広がる中、投資を呼び込みたい企業からのクリーンエネルギー需要が高まっており、技術開発や販売プランの拡充などに知恵を絞る。

 「日本初の液化天然ガス(LNG)取引です」

 6月18日、石油メジャーのシェルグループと、CO2排出量が実質ゼロになるLNGの取引を開始すると発表した東京ガス。東ガス原料部の内田進原料統括担当部長は「日本初」という言葉に力を込めた。

 LNGの燃焼時のCO2排出量はゼロでないが、シェルが森林保全活動などの取り組みを「排出権」として購入。その排出権を使って、天然ガスの採掘から燃焼まで排出するCO2量を相殺して実質ゼロとする。東ガスは7月、第1弾として相殺済みのLNG7万トンをシェルから購入する。

 価格は排出権が上乗せされる分、通常のLNGよりも高くなるとみられるが、内田氏は「そういうLNGがあればいい、との声を取引先からいただいていた」と勝算があるとみる。最初の7万トンの契約・販売状況を踏まえ、第2弾の取引を検討していくという。

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