金融

韓国、基準金利を0.25%利下げ 日本の輸出規制影響、前倒し実施

 韓国銀行(中央銀行)は18日、金融通貨委員会を開き、基準金利を0.25%引き下げて年1.50%とすると発表した。聯合ニュースによると、李柱烈総裁は記者会見で、日本政府の半導体材料の輸出規制強化が「成長率などの評価に一部影響した」と述べ、利下げ要因の一つになったとの認識を示した。利下げが前倒し実施されたとの見方もある。

 韓銀は国内経済について、輸出や設備投資不振が深まり、成長が鈍化していると判断した。2019年の国内総生産(GDP)成長率見通しについて、李氏は記者会見で、4月に下方修正した2.5%をさらに下回り2.2%になるとの見通しを示した。今後、日本の輸出規制強化や米中貿易摩擦が国内経済に与える影響を注視していくとした。

 金利引き下げは16年6月に1.25%に引き下げられて以来3年1カ月ぶり。(ソウル 共同)

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