金融

少短保険、1000億円時代に 売上高5年連続2桁成長、ニーズを反映 (1/3ページ)

 補償内容がシンプルで分かりやすく、保険料も安いため手軽に加入できる少額短期保険(ミニ保険)の利用が広がっている。日本少額短期保険協会がまとめた2018年度の収入保険料(売上高に相当)は前年度比11%増の1032億円となり、初めて1000億円を突破した。2桁成長は14年度から5年連続。ミニ保険を扱う少額短期保険会社も101社と100社を超えた。「こんな保険がほしい」という声に応える商品開発力が評価され「100社・1000億円」時代に突入、大手生損保も少短業界の動向に目が離せないでいる。

 時事問題がヒント

 「日本初にこだわるユニークな開発力をもち、大手に負けない」

 少短会社の強みについて、同協会の小泉武彦専務理事はこう指摘。市場ニーズに沿って新商品を投入してきたことを評価した。

 同協会は3月2日の「ミニ保険の日」に合わせ、生活者に新しい保険のアイデアを募集する「おもしろミニ保険大賞コンテスト」を開催。今年の第5回コンテストでは「就活、婚活・妊活のための保険」「SNS(会員制交流サイト)やフリーマーケットアプリなどで、トラブルが生じたときのための保険」といったアイデアが寄せられた。その多くは時事問題を反映しており、商品開発のヒントが隠されている。昨年までの過去4回で応募のあったアイデアをもとに4商品が誕生した。

 ジャパン少額短期保険(東京都千代田区)が扱う「痴漢冤罪(えんざい)ヘルプコール付き弁護士費用保険」もその一つ。痴漢に間違われるという事件が発生してから48時間以内の弁護士費用を補償する。

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