テクノロジー

印、月面探査車打ち上げ 9月に着陸へ、4カ国目

 インド宇宙研究機構(ISRO)は22日、無人月探査機「チャンドラヤーン(月の乗り物)2号」を南部アンドラプラデシュ州から打ち上げた。同国の月探査は2回目。今回は初めて月面探査車を搭載し、9月に月の南極近くに軟着陸させる計画だ。着陸が成功すれば、米国、旧ソ連、中国に次ぎ4カ国目となる。

 インドは3月に衛星攻撃兵器(ASAT)実験にも米国、ロシア、中国に続く4カ国目として成功。宇宙に進出する技術力もアピールし、国力向上を強調したい思惑がある。当初15日の予定だった打ち上げは約1時間前に燃料系統に不具合が見つかり、延期された。

 ISROや地元メディアによると、予算は約98億ルピー(約150億円)で、同国のロケット「GSLV」を使用。水の存在の確認や太陽系の成り立ちの研究に役立つ試料の収集を目指す。(共同)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus