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宇宙ベンチャーのシンスペクティブ 令和4年に衛星6機で地球観測

 宇宙ベンチャーのシンスペクティブ(東京都中央区)は26日、令和4(2022)年までに6機の小型衛星を打ち上げ、宇宙上空から地球を観測する態勢を整えると発表した。小型衛星の試作および量産の費用として、総額86億7000万円の資金調達も同日までに実施した。

 同社は平成30(2018)年2月に設立。設立以来の累計調達額は109億円に達し、国内のベンチャーで100億円を突破したものとしては、最も速いペースとみられる。清水建設のほか、ベンチャーキャピタル(VC)大手のジャフコなどが出資した。

 同社が独自開発を進める小型衛星は、衛星自らが電波を発することで地表の形状や高度などを測れる。従来の衛星とでは難しいとされる曇天や夜間でも、地上の様子を撮像できる。

 既にこの衛星の試作に取り組んでおり、来年にもフランスの衛星打ち上げ会社によって打ち上げられる見通し。量産化に向けて、製造委託先候補企業7社と交渉を進めている。6機でアジア全域をカバーするが、将来的には25機で全地球のカバーを目指す。

 シンスペクティブの新井元行最高経営責任者(CEO)は同日、東京都内の記者会見で、「衛星データの活用により、さまざまな社会課題の解決策を考えるプラットフォームを手がける会社を目指したい」と述べた。

 衛星データによるビジネスとしては、宇宙ベンチャーのアクセルスペース(東京都中央区)も令和4年までに小型衛星を数十機を順次打ち上げて、衛星からの撮影画像を企業などに提供するサービスを開始している。

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