テクノロジー

エイトウッズ、外国人向けアプリ開発 災害時に貢献 通訳者と直接会話

 保険のコンサルティング事業を手掛けるエイトウッズ(東京都千代田区)は、訪日外国人向け通訳アプリ「omamori(オマモリ)」を開発した。通訳者と直接会話できるため、ソフトウエアでの自動翻訳に比べて細かなニュアンスが伝わる。京都地区でサービスを始めており今後、全国展開する考えだ。

 オマモリは、スマートフォンに専用アプリをダウンロードしてアプリを開くと、画面の地図上に周辺の「メモリスト」と呼ばれる通訳者が複数表示される。メモリストを選択してタップすると、電話がつながり直接会話できる仕組みだ。サービス名には旅行客を「お守り」するとの思いを込めた。

 アプリのダウンロードは無料。通話利用料は初回の5分間は無料で、以降5分ごとに500円かかり、通話後にクレジットカードで支払う。

 事前にメールアドレスを登録すると、災害時などに安否確認メールを一斉送信できる機能や警察、消防、自国の大使館などの緊急連絡先も登録される。

 メモリストは現在約50人で、通訳可能な外国語は英、仏、中国、韓国、タイの5カ国語。海外駐在経験のある会社員やホテルコンシェルジュOB、京都在住の留学生らが登録されており、メモリストには通話5分ごとに337円が報酬として支払われる。

 近年、自動通訳機能付きの通信機器が普及している。しかし、急病や災害発生時などの緊急時をはじめ、細かなニュアンスが伝わらず苦労している旅行者は多いという。通訳者と直接会話できるサービスに対するニーズは高いと判断し、事業化に踏み切った。

 今後、同サービスを国内全体に普及させるほか、将来は海外でも展開する。このためメモリストを増員する方針で、まず京都を訪れる外国人向けにメモリストを100人に増やす。順次、東京と横浜でもメモリストを登録していく考えで、募集を始めた。同社の八木良実営業部長は「将来的には広告掲載料で運用費を賄う予定で、通話料を無料にしたい」と話している。

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