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カギはUNIVASと五輪…戻すべき「大学スポーツの教育的価値」 (1/3ページ)

 先般開催された世界最高峰のNBA(米プロバスケットボール協会)のドラフト会議で注目のゴンザガ大学の八村塁選手が日本人として初となる1位指名でワシントン・ウィザーズに指名された。新人選手は実質60人程度と狭き門であり、改めて指名された八村選手の偉業にまずは敬意を表したい。しかし、八村選手が3年生であり、その他指名された選手たちの学年についてもわが国では詳しく報道されていない。この偉業を教育的観点で正しく理解することが今のわが国には必要ではないか。先般開催された大学スポーツを検討する学生向けシンポジウムでも参加した学生たちの理解は希薄だったように感じる。(帝京大学教授・川上祐司)

 1年生指名が23%

 戦力均衡を掲げるアメリカのプロスポーツリーグのドラフト制度は、前年シーズンの成績の下位チームから選手指名する「ウェーバー制」が一般的である。一方、NBAではプレーオフ進出できなかった14チームが1位から14位までの指名順を抽選で決定する「ロッタリー制」を採用している。

 また、その指名選手の対象は19歳以上であるが、今回指名された60選手中、実に1年生が14人と全体の約23%に及ぶ。特に1巡目1位と3位指名選手は名門デューク大学の1年生たちだ。俗に言う「One and Dane(ワン・アンド・ダン)」である。

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