金融

トランプ氏「がっかりした」 FRBの小幅利下げに不満表明

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は7月31日、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定について、ツイッターで「パウエル(FRB議長)にはがっかりした」と述べた。金利引き下げが0・25%と小幅にとどまったことに不満を表明。市場が期待したのは「長期にわたる積極的な金利引き下げのサイクルだった」と批判した。

 FRBは同日の金融政策会合で、景気を支える利下げを決めたが、パウエル議長は記者会見で、継続的な利下げ路線に進むことには否定的な考えを示した。

 トランプ氏は、会見終了から1時間あまりでツイッターに投稿。金融緩和に動く中国や欧州中央銀行(ECB)などに「追いつくため」には、米国も大胆な利下げに踏み切るべきだったとした。会合前の29日には「小さな利下げでは不十分だ」と述べ、大幅な利下げを促していた。

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