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職場とカプセルホテル同居「すぐ休める」 ファーストキャビン展開

 カプセルホテル大手のファーストキャビン(東京都千代田区)が、オフィスとホテルの複合施設を増やしている。時間や場所によらない柔軟な働き方が増える中、会社員らの仕事場や休憩の利用を広げる狙いで、社屋に併設した宿泊施設や、来月には大学・ベンチャー企業の集積地にも出店。社屋の空きスペースを提供した企業側も会議・研修旅行の販売や、自社社員に向けた福利厚生の充実につながると期待する。(田村慶子)

 会議室と併せて利用

 8日の開業に先駆けて7日に報道陣に公開された「ファーストキャビン京都二条城」(京都市中京区)は、イベント業を営むフジヤの本社ビルをカプセルホテル併設のオフィスに改修・増築した。ファーストキャビンの来海忠男社長は「ビジネスマンを助ける拠点を広げたい」と話す。

 客室は全144室で、最大6人が泊まれる個室も備える。また約80平方メートルの宿泊客専用ラウンジがあり、日中の時間貸し利用にも広げる方針だ。3棟から成るビルのうち1棟ではフジヤが貸会議室を運営しており、ホテルと連携することで「(会議や研修など)小規模のビジネスイベントにも使える」とフジヤの永田智之社長。

 昨年11月に開業した「ファーストキャビンTKP市ヶ谷」(東京都新宿区)も、貸会議室大手のティーケーピー(TKP)本社の遊休スペースを活用した。ホテル部分もフランチャイズ方式でTKPが運営。宿泊研修ニーズを取り込むほか、TKP社員がシャワーや仮眠で常時使えるようにし、多様な働き方に対応している。

 研究者の泊まり込みに対応

 また、三井不動産などが千葉県柏市で街づくりを進める「柏の葉スマートシティ」では、「ファーストキャビン柏の葉」を9月2日にオープン予定。出店する駅周辺の開発エリアは新事業創出を目指す大学やベンチャー企業の集積地で、研究者や起業家らの泊まり込み作業が多いという。このためファーストキャビンは、宿泊代に朝・夕食、アルコールなど飲み物も含んだ「オールインクルーシブ」プランを初めて導入する。

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