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羽田新飛行ルート近く決定 五輪控え増便 国交省「地元理解得た」

 2020年東京五輪・パラリンピックに合わせ羽田空港の国際線を増便するため、新たに東京都心に設定する飛行ルートに関し、国土交通省は7日、16年7月以来となる地元自治体などとの協議会を開催した。国交省は航空会社が夏ダイヤに切り替える来年3月29日に新ルートの運用を始める方針。今回の協議会での議論を通じ、地元の理解は得られたと判断し、近く新ルートを正式決定する。

 今月末には、小型機を実際に飛ばして空港設備をチェックする「飛行検査」に着手するほか、航空会社への発着枠割り振りの議論も加速させ、準備を本格化させる。

 和田浩一航空局長は協議会の冒頭「首都圏空港の機能強化は国際競争力強化や地方創生、急増する訪日外国人の受け入れに必要不可欠。協力をお願いしたい」とあいさつした。

 国交省がこれまでにまとめた騒音軽減策や航空機からの落下物対策について詳しく説明し理解を求めたのに対し、自治体側は新ルートの重要性を認めた上で、引き続き万全の対策を取るよう求めた。

 国交省によると、飛行高度の引き上げで騒音を減らそうと、着陸に向けた進入角度を現行の3.0度から3.5度に改める。古くて騒音が大きい機体の着陸料引き上げや就航制限、羽田から6000キロ超の路線は低騒音の機種に限るなどの対策も取る。進入角度の変更で、新宿駅付近の飛行高度はこれまでの約910メートルから約1030メートルに引き上げられる。

 国交省は14年に新ルートの計画を公表。15年から今年にかけて5次にわたり住民説明会を開催してきた。協議会には東京都や埼玉、千葉、神奈川の各県や航空会社などが参加し、首都圏の空港機能の強化について議論する場となっている。

【用語解説】羽田空港の新ルート

 国土交通省は2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて、羽田空港の発着回数を現在の年間44万7000回から最大3万9000回拡大し国際線に充て、首都の玄関口の輸送力を強化する方針。羽田の従来の飛行ルートは東京湾上空を通過していたが、発着回数を増やすため東京都心を通過する新ルートを設定することになった。新ルートでは、米軍に管制権がある「横田空域」を一部通過し、日本側が管制することで日米両政府が合意している。

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