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ソフトバンク株、初の「値上がり」 一時、公開価格超える 動くか個人マネー

 9日の東京株式市場で、ソフトバンク株が一時1509円をつけ、上場来高値を更新した。昨年12月の新規株式公開(IPO)の際の公開価格1500円を初めて超えた。終値は前日比3円高の1495円。携帯電話の契約数の伸びなどが評価され、続伸した。

 同社は昨年12月、東証1部に上場。その直前に大規模通信障害を起こしたほか、米中対立を背景とした中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)製品排除のあおりを受け、初値は1463円と公開価格を下回った。その後も低迷が続き、4月上旬には上場来安値1215円をつけた。

 浮上のきっかけは、5月上旬に発表したヤフーの連結子会社化だ。スマートフォン決済など非通信分野の成長性を期待した買いが入り、1400円台を回復。7月下旬に大規模な自社株買いを発表すると、翌25日に初値を超えた。

 ソフトバンクは時価総額が7兆円を超える「平成最後の大型上場」で注目を集めた。株価が公開価格を上回ったことで、個人投資家が“塩漬け”にしていた同社株を手放し、新たな銘柄を物色する動きも出始めた。証券界には、個人マネー活性化への期待が高まっている。

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