金融

AIアプリが生保営業の“殺し文句”を伝授

 日本生命保険は、営業職員の能力底上げを目指し、「セールストーク」を人工知能(AI)が評価するスマートフォンアプリを導入する。希望する営業職員にスマートフォンを有償貸与する。研修にかかるコスト削減も狙いで、先輩職員から脈々と受け継がれてきた営業の“殺し文句”も、今後はAIが伝授することになる可能性がある。

 導入されるスマホアプリは、営業職員がスマホに向かって保険商品などの提案を行うと、職員の表情や話す速度、明瞭さなどをスマホ搭載のカメラで認識。AIが営業成績の優秀な職員と照らして評価する。評価は研修担当の職員にも送信され、営業職員へ助言を行うことも可能という。

 保険業界では営業能力の向上に向け、社員が営業役と顧客役に分かれて「ロールプレー」を行うといった研修方法が一般的だが、全国の支社や営業所などに約5万人の営業職員を抱える日本生命では、同様の研修を行うには多大な労力と時間がかかる。アプリならば職員1人でも空き時間を使えばできるため、こうしたコストも省ける。

 スマホ貸与は年末までに行われる予定で、スマホには営業に使える税制や商品について学べるアプリのほか、顧客が職員と気軽にやりとりができるよう無料通話アプリ「LINE(ライン)」も搭載される。

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