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熱中症対策飲料が好調 厳しい残暑が追い風に (1/2ページ)

 厳しい残暑が続く中、発汗による塩分不足を補う熱中症対策飲料の売れ行きが好調だ。清涼飲料大手の伊藤園では8月以降、販売数量が前年同期比約4割増と急伸。アサヒ飲料では、乳酸菌を取り入れるなど健康管理にも配慮した商品が好評で、既に9月までの販売目標を突破したという。長梅雨と低温による需要減の挽回へ、飲料各社の期待が膨らんでいる。

 「7月が良くなかっただけに正直、驚いている」

 伊藤園の広報担当者は熱中症対策をうたう清涼飲料「日本の果実 瀬戸内レモン」の好調ぶりをこう話す。

 同商品は瀬戸内産レモンを使った爽やかな酸味が特徴で、夏の季節限定で昨年も販売した。今年はそのまま冷凍もできるペットボトルに切り替え、移動中の“保冷剤”代わりになるよう工夫したことも奏功し、猛暑となった8月1~14日の販売数量が前年の4割増となった。

 一方、アサヒ飲料は、同社の看板商品「カルピス」の乳酸菌研究から発見した「L-92乳酸菌」やビタミンB群も配合し、体調管理を気遣う30、40代の働き盛りをターゲットにした「メンテナンスウォーター from『守る働く乳酸菌』」を6月に発売。9月末までの販売目標20万箱(1箱は24本)を掲げたが、7月末には21万箱を突破した。

 「気温35度を超えると売り上げは2倍になる」(堀口英樹社長)というキリンビバレッジの「世界のKitchenから ソルティライチ」も人気だ。ライチに沖縄海塩を加え、スポーツドリンクよりもすっきりとした味わいで、夏商品として市場に定着しており、関東甲信地方の梅雨明け日の7月29日~8月8日の販売数量は前年同期比で2倍以上に急増している。

 水やお茶、炭酸など清涼飲料の需要の最盛期は夏場で、気温1度の変動で販売数量が数%変わるという。

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