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「下町カヌー」五輪目指す 東洋大と共同開発

 東洋大学と東京都内の町工場が共同で開発した国産カヌーが19日、都内で東京都カヌー協会による公開評価テストに臨んだ。大会で使用されるコースでカヌーを進ませることで、使い勝手や改善点などを探るのが目的。東洋大などは選手などの意見を踏まえ、日本代表チームによる採用を目指し、最後の調整に臨む。

 「水走(MITSUHA=ミツハ=)」と名付けられたこのカヌーは、生物の機能や構造の特徴と生かしたバイオミメティクス(生物模倣)や流体力学といった大学の研究成果と中小企業の技術力を生かして2年余りかけて開発された。船首部分は波の抵抗を減らすためにカワセミのくちばしに似せた形に仕上がっている。

 東洋大理工学部生体医工学科の望月修教授、金属加工の浜野製作所(墨田区)、車両試作開発のテックラボ(多摩市)などが開発に携わり、東京東信用金庫や日本カヌー連盟も開発に協力した。

 競技用カヌーは現在、東欧製が主流で、海外選手と比べて小柄な日本選手にとっては必ずしも使い勝手が良いものとはいえない。今回の評価テストで競技用としての評価が得られれば、来年の東京五輪に登場する可能性が高まる。

 カヌーに試乗した岩手県カヌー協会の藤野浩太選手(30)は「直線での加速性が非常に優れている」などと話していた。

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