金融

北尾吉孝SBIHD社長インタビュー 地銀連携で「第4のメガバンク構想」

 SBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長は共同通信のインタビューに応じ、地方銀行の経営を支援するビジネスの具体策を明らかにした。新設する共同持ち株会社を通じ、システム開発やマネーロンダリング(資金洗浄)対策を一元的に行うことで業務を効率化するのが柱。「第4のメガバンク構想」と銘打ち、各地の地銀の連携を促す。

 北尾氏は「地銀が全国展開したり、海外に投融資したりできるようにし、地域の活性化につなげたい」と強調した。人口減少や長引く低金利で銀行の収益環境が悪化し、地銀同士の経営統合や業務提携が相次いでいる。今回の支援策が地銀再編の一角を担うかどうかが注目されそうだ。

 共同持ち株会社への出資はSBIホールディングスに加え、地銀大手やメガバンク、有力なベンチャー企業などから募る方針。設立の時期は未定としている。経営が厳しい地銀に資本参加することを検討していく。

 金融とITが融合した「フィンテック」を活用し、各地銀が共有可能なシステムの構築を目指す。インターネット取引に欠かせない顧客の身元確認やマネロン対策を一体運用できるようにするという。北尾氏は、ネットを通じて情報を処理するクラウドをシステムに使うことで投資コストを抑えられると説明した。

 SBIホールディングスは、傘下のSBI証券が地銀約30行と提携し、金融商品を提供するなど協力関係を深めている。地銀に対し、子会社が手掛ける送金手数料が一部無料のキャッシュレスサービスの導入なども進め、若年の顧客層開拓を後押しする考えだ。

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